
# Amazonとホンダ、自動車業界向け生成AI基盤モデルで協業:EV充電体験の革新へ
## 導入
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS)は、自動車業界における生成AIの活用を推進するため、記者勉強会を開催しました。この会では、AWSの生成AI基盤モデル「Amazon Bedrock」と、ホンダとの協業によるEV充電体験の改善事例が紹介され、自動車業界におけるAIの新たな可能性が示されました。
## 生成AIとAIエージェントの進化
AWSの岡本京氏は、生成AIがすでにビジネス活用フェーズに入っており、特に「AIエージェント」への応用が拡大していると強調しました。ChatGPTの登場以降、基盤モデルの進化に加え、人間のフィードバックを用いた強化学習やRAG(検索拡張生成)の導入により、生成AIの実用性は飛躍的に向上しています。
### AIエージェントの背景と機能
AIモデルがAPIにアクセスしてデータを取得する「ファンクションコール」や「コードインタープリター」の登場により、AIは自律的に知識を補完できるようになりました。これにより、プログラムの実行をアプリケーションの実行基盤に委ねることで、より高い精度を実現しています。また、筋道を立てて推論し結論を導く「リーズニングモデル」の登場が、AIの実用性をさらに高めています。
これらの技術の集大成が「AIエージェント」です。AIエージェントは、基盤モデルを中心に、ツールやデータをどのように活用すべきかを自ら判断し、人間が求める結果を出力します。これにより、人間は目的を指示するだけで、タスクの実行方法はAIが自律的に設計・実行する時代が到来しています。
### Amazon Bedrockの役割
AWSが提供する生成AI基盤サービス「Amazon Bedrock」は、クラウド型サービスとしてインフラ構築不要で、API呼び出しだけで生成AIをアプリやサービスに組み込める手軽さが特徴です。Anthropic(Claude)、Meta(LLaMA 2)、Stability AI(Stable Diffusion)、Amazon Titanなど多岐にわたるモデルに対応し、用途や精度、コストに応じて最適なモデルを選択できます。また、セキュリティ・ガバナンス機能「ガードレール」により、不適切な情報の検知・フィルタリングやハルシネーションの抑止も行われます。2024年7月には、AIエージェントの構成要素をモジュール化した新機能「AgentCore」も追加されました。
## ホンダとの協業事例:EV充電体験の改善
ホンダとの協業事例では、「Amazon BedrockとAWS IoT Coreを活用したEV充電体験」が紹介されました。EV利用者から寄せられるバッテリーと充電に関する不安を解消するため、IoTセンシング技術で車両やバッテリーの状態をリアルタイムで収集。さらに、過去のドライバーの行動履歴や思考データ、家族構成などをAIが分析し、パーソナライズされた最適なルートを提案するAIエージェントを開発しました。
これにより、充電不足の不安を解消するだけでなく、充電時間を活用したアクティビティ提案など、ドライバーや同乗者の体験価値を高めるSDV(Software-Defined Vehicle)の実現に貢献しています。
元記事のアンカーリンク: [ロボスタ](https://robotstart.info/2025/08/27/aws-bedrock-automotive.html)